アクティブファンド メリット

アクティブファンドがうまくいかない原因とは・・・

アクティブファンドは、ファンドマネージャーが投資運用先を選定して、投資する投資信託の形態をいいます。投資の専門家であるプロが運用するので安心、高収益が期待できます!というキャッチフレーズで語られるファンドのイメージそのものですね。
うまくはまると非常に高収益となり、2009年前半においても、商品相場や中国、ブラジルなどBRICS市場を限定して、投資するファンドが年利30%以上の利回りとなるなど、ハイリターンも期待できます。しかし、長期で見ると、株価指数などのインデックスと同様に運用しただけのインデックスファンドに負けてしまうのです。

第1の原因は、手数料の高さです。アクティブファンドは、優秀なファンドマネージャーが投資先を選定します。ファンドマネージャーは高年収で知られます。その人件費なりもすべて、この手数料でまかなわれているわけです。
販売手数料のほか、毎年元本から一定の割合でひかれる信託報酬も割高である場合が多くなっていて、3%台のファンドが多くなっています。信託報酬が3%ということは、1%程度でおさまるインデックスファンドと比べると勝った時点で、2%損しているそんなイメージになります。2%程度ならすぐに取替えせると思うのですが、意外とこの2%が大きくなります。それは、次の原因にもあてはまります。

第2の原因は、収益が安定しないことです。一般的にアクティブファンドは、市場および銘柄を限定して投資することで高収益を上げます。たいていの場合、ひとつの市場および銘柄がずっと上昇しつづけるケースはまれです。2007年に強かった中国も、2008年は株価が半分程度に下落するなど、上昇と下降を繰り返すのが常々のことです。
また、ファンドマネージャーが安定しないのも理由のひとつです。優秀であればあるほど、ヘッドハンティングされて別のファンドにうつります。ファンドマネージャー買いをしていたつもりが、そのマネージャーがいないという場合も多々あるのです。
収益が安定しないということは、複利運用を基本とする投信では非常に不利に働きます。たとえば、1年目10%、2年目10%、3年目-10%というアクティブファンドがあったとします。2年連続10%を超える利回りなので、最低10%はまわっていると思いそうですが、複利計算してみると、1*1.1*1.1*0.9=1.089と10%の利回りを割っています。 さらに、実際はここから信託報酬がひかれますので、3%とすると、1*1.07*1.07*0.87=0.996と、なんと元本割れしてしまうわけです。収益が安定しないと儲かっているイメージの投信が損している。そんな風になってしまうわけです。